狩猟免許の取り方

許可・免許関連

晴れて猟銃所持許可証を取得して猟銃を所持しても、できるのは「標的射撃」のみになります。実猟に出るためには、更に「狩猟免許」を取得しなければなりません。この記事では「狩猟免許」取得までの流れを掲載します。なお、猟種は「銃猟」「わな猟」「網猟」に分類され、更に銃猟は散弾銃・ライフル銃の「第一種」と、空気銃の「第二種」に分類されてますが、ここでは「第一種銃猟免許」に特化して説明します。ちなみに、別記事の「猟銃所持許可」と、どちらを先に取得しても構いません。

狩猟免許試験の申込

先ずは「○○都道府県 狩猟免許試験」でネット検索し、お住まいの都道府県庁で申込みます。この時、「狩猟免許試験事前講習会」を勧められますが、受講した方が良いです。理由は知識試験と技能試験のポイントについて教わることができるのと、『狩猟免許試験例題集』を購入することができるためです。試験申込み時に『狩猟読本』を渡されますが、結構な厚さで自力で勉強するには苦労します。試験は殆ど例題集から出されますので、これさえやっておけば労力をかけずに合格することができます。

試験内容

知識試験
90分の30問3択式試験で正答率70%(21問)以上で合格になります。上記例題集で勉強することをおススメします。実際試験ではほぼ悩まずに回答することができました。
適正検査
視力、聴力、運動能力について、一定基準以上であることを検査しますが、普通に生活できている人であれば、まず問題ありません。
技能試験
「鳥獣判別」「猟具の取り扱い」「目測」について100点満からの減点方式で行われ70%以上の得点で合格になります。
「鳥獣判別」については、狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣について16種類を判別。鳥獣の絵が描かれたプレートを提示され、狩猟鳥獣の場合は「よし」、非狩猟鳥獣の場合は「ダメ」と答え、更に狩猟鳥獣の場合はその名前まで答えなければなりません。1問間違える毎に2点減点になります。実施方法は都道府県で異なるようで、私の所では会場のスクリーンに投影され回答するパターンでした。対策は狩猟読本の冒頭部にある絵でひたすら覚えるしかありません。大方覚えたら練習問題を掲載しているブログ等で練習を繰り返すと良いでしょう。
「猟具の取り扱い」については、銃器の点検、分解及び結合、 模造弾の装填、射撃姿勢、脱包操作、 団体行動の場合の銃器の保持、銃器の受け渡し、休憩時の銃器の取り扱いについて実施され、31点まで減点されます。引き金に指を掛けようものなら、一撃で不合格になるので注意して下さい。対策としてはユーチューブ等で事前に練習しておくことになりますが、やはり上記事前講習会を受講しておいた方が無難でしょう。
「目測」は、会場の外で目印になるもの(建物やマーカー等)を指示され、そこまで凡そ300m、50m、30m、10mあるかを答えます。検査的なものであまり重視されてないように思いますが、一応電柱等で練習しておくようにしましょう。
試験結果は約20日で郵送で届き、合格者には「狩猟免状」も同封されてます。

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